いちのみや市100周年市民チャレンジ事業 募集開始

プロジェクト2021

 志民連いちのみやでは、2010年から「プロジェクト2021」をスタートしました。10年後の2021年、一宮市市制100周年の時の、あるべき地域社会の市民像を考え、そこから逆時間を辿って、10年前、8年前、5年前と、その時その時でのミッションを市民で考え、行動していこうという事業でした。

 当時、志民連いちのみやは杜の宮市など一定の活動域をつくっていましたが、ローカルコミュニティの中でのある権力構造との拮抗関係で、イノベーションの議論が何も進まない状況になっていました。我欲強い構造との対立の図式に潰されないよう、10年先の夢を語り、その夢に少しでも近づく議論と行動を探していこうという事業が「プロジェクト2021」でした。研修会や見学会、車座集会などを展開していました。

 実際には志民連いちのみやの体力知力は足らず、またローカルコミュニティは頑強で、半ば自然消滅のような状態のまま、時はすぐに去りました。いつしか2019年となり、一宮市役所にも市制100周年の部署が3人だけれど優秀な人材で形成されるようになりました。諮問の委員会が作られ、志民連いちのみやからは星野博を委員として派遣します。

100周年と平成の大合併

 そして今日9月25日、100周年記念事業の柱の一つ「いちのみや市100周年 市民チャレンジ事業」がリリースされました。市民団体等による、100周年事業に補助金を出して支援しようとするものです。

 この100周年事業が動き出す前より、2011年一宮市・尾西市・木曽川町の平成の大合併時の同じような補助事業が多くの反省材料を与えてくれると説明してきました。当時、非常に多くの補助事業が展開したものの、多くが一発屋で終わり、多くの人が社会貢献活動からいなくなりました。

市制138年を目指して

 100周年記念事業はそうであってほしくない。100年という瞬間の打ち上げ花火でなく、一宮の一宮たる?「138年」を目指して継続する活動となるような事業が広がってほしいと、機会あるごとに訴えてきました。

 「あの100周年の一宮から、コロナを越えて、市民が多様な行動を始めて、このまちは変わったね」と、138年に生きている地域の皆さんが言っていてくれるようでありたいと、切に願っています。

 一宮市「いちのみや市100周年 市民チャレンジ事業」 https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/shisei/seisaku/1010059/1028974/1036606.html

一宮市100周年市民チャレンジ事業の説明動画のようす