ウイズコロナの「まつりづくり」(1)
ウイズコロナの「まつりづくり」 / 新しい活性化のプラットフォームを
くどい説明になっていますが、以下の4つのページに分けて記載しています。
追加ページ ”ゼロ密まつりづくり”を目指す「まちの宮市」の実験
志民連いちのみやでは、市民が自らイベントを企画開催していくことを「まつりづくり」と呼んでいます。まつりづくりは、業務や家庭を大切にしながら、同時に地域へ自主自律的に働きかけていく能動的な個人市民(志民)の醸成をはかっていく「ひとづくり」の作業でもあります。
志民連いちのみやが事務局を務める「杜の宮市」は一日で4万人規模の来場者を広域から迎え、3千万円以上の資金循環を生むように育ちました。2020年5月5日に開催予定だった第20回では、駅前から市街地の核である本町通アーケードまでの銀座通の車道を歩行者に開放し、全長1.6kmにわたる安全安心ウォーカブルな遊歩街を形成する予定でしたが、2月26日に中止(延期)を発表しました。
その5月5日からは、会場予定地だった銀座通の街路灯に120枚のオリジナルなアマビエフラッグを飾りました。「コロナを越えて、つながる未来を」というメッセージを添えて。そして同時に、新型コロナウイルス感染症の状況を睨みつつ、ウイズコロナの時代の「まつりづくり」のありかたを考えてきました。しかし新型コロナウイルス感染症の状況は日に日に変化し、それに対する社会の状況も日に日に変動し、7月には概ねまとまっていた「まちの宮市」の構想が、9月を迎えた今まで発表しきれずにきました。
そしてもう一度、原点に戻ることにしました。杜の宮市は大きく育ちましたが、私たちの「まつりづくり」はヒトモノカネ全てに欠ける中、問題がありつつもまずは小さく活動し、その活動の失敗の分析の中から新たに小さな改善を重ね、小さな広がりを小さく繰り返していくことで社会性を強めていくことでした。
その原点から、考えをまず提示する、ともかく出すところから始めたいと思っています。
これからご意見ご批判をいただきつつ、社会実験としての「まちの宮市」を開催し、その実験の中から「ウイズコロナのまつりづくり」を模索していきたいと思います。